高気密高断熱住宅に対する姿勢

見積もりに「それ」は含まれているか?

メーカーさんやビルダーさんの高気密高断熱住宅に対する姿勢が分かります。何度も言っていますが、どこに行っても高気密高断熱をうたいます。しかし、その定義はなく昔の家と比較したら高気密高断熱というメーカーさんもあったりします。

しかし、本当に高気密高断熱の家に住みたいと願っている方からしたらどこに頼めばいいのか、その見極め方は非常に難しいモノです。

そこで、比較的簡単に「高気密高断熱住宅に対する業者さんの本気度」が分かる方法をお伝えします。それは見積もりにあるものが含まれているかいないかで見極めが出来ます。

それはエアコンです。

エアコンが本体工事に含まれているメーカーもあれば付帯工事だったり、そもそもオプションだったりいろいろ様々ですが、高気密高断熱を本気で取り組んでいるメーカーさんや業者さんは最初から本体工事に含んでいます。

エアコンだけに関わらないのですが、エアコンなど壁に穴をあける工事を他にやらせることはまずしません。新築の後で量販店の安いエアコン取付で適当に穴をあけられてしまっては気密性や断熱性の低下につながる可能性があるからです。

当然ですが、新築時の高気密高断熱の数字が高ければいいという訳ではありません。何十年とその数字を持続させなければならないのです。知らない業者さんに勝手に穴を開けられてしまってはどうしようもないのです。

穴を開ける作業は自分たちで責任もって行います。

性能を維持するため、穴を開ける作業は自分たちで責任を持って行います。性能を低下させることなく、施工時に合わせて行います。その上で気密測定を行います。高い数字を維持し続けるために必要な事です。

ですので、私たちや高気密高断熱を真剣に取り組んでいるメーカーやビルダーは最初からエアコンも見積もりに含んで検討いただいています。間違っても安いからと言って家電量販店をお勧めしたりはしません。