頭金0円!100%住宅ローンで家づくり!
なんて話をよく聞きますが。できれば100%ローンはやめた方がいいと思います。
貯蓄があって、あえて100%フルローンって言うのであればいいのですが、まず貯蓄も無しで全額ローンでと言う方が実際多いです。そして、家具や雑費などもローンでまかないたいとなるケースが殆ど。
たしかに、住宅ローンは早く借りて早く返済する方が人生設計においてはお得ではありますが、無理してまで借り入れする物でもありません。
なぜ、おすすめできないのか?
- まず有利な条件にはならない。金利や保証料など高くつきやすい。
- 新しい生活が始まると、思いがけない出費が増える。
- 余裕を見て計画を始めたつもりでも、進めていくといつの間にか余裕はなくなっていたりする。
- 固定資産税や都市計画税など。3年以降ジャブのように生活に効いてくる。
住宅ローンの研修会でもよく言われます。新しい家を建てて貯金をして早く返そうと言いますが、それまで貯金できていなかった人が貯金できるようになるかというと・・・。
とにかく新生活が始まると出費が重なります。貯蓄無しで計画を進めるのは得策ではありません。
まずは貯蓄できるスタイルを
どうしても計画を進めたい!と言う場合には夫婦で協力し合って貯蓄できる生活リズムを作ってみましょう。月1万円でも2万円でも貯金しましょう。目安ではありますが、100万円くらいはお手元にとっておくと安心ですね。難しい場合はご両親様にもお願いしてちょっとお借りするとか。銀行によっては家具代まで住宅ローンで組んでくれますので、家具や最低限の外構なども一緒に計画しましょう。後々で大きな出費が出ないように。計画的に進めていかないといけません。
新築住宅を手放してしまう一番の要因
残念なことに、住宅ローンを組んで返済が厳しくなり手放してしまうという方は全体の20%にも及ぶそうです。いろいろな原因はありますが、一番の原因ははじめから厳しい計画だった。なんとか返済していけるという甘い考えだった、が一番です。そして営業としてお客様を必要以上に盛り上げてしまうのも失敗の要因の一つとも言われています。
金融業協会ではこのような失敗を無くすために「住宅ローンアドバイザー」という資格を始めました。この資格は住宅ローンについて学び、提案者として正しい知識を持つことでお客様を正しく導くためのスキルです。ファイナンシャルプランナーもしかり。計画を始める前にこのようなところから相談してみましょう。
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