栃木県の家づくり

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栃木県は東北への入り口にあたります。

栃木県は関東の北に位置し、東北への入り口にあたる場所にあります。

しかし、決して雪国と思っている方は殆どいません。栃木県は東北・雪国に最も近い「雪国では無い県」と言えるのではないでしょうか?雪国ではないので、ちょっと雪が降ると交通機関は乱れ大変な事になります。それと同じように、住宅も寒い冬が来ると、寒い思いをしなくてはならないのです。それを今まで栃木県民は我慢してきました。

冬は寒くて当たりまえだと。

栃木県は冬季の死亡増加率全国NO1

2014年に厚生労働省がまとめた上記の図をご覧ください。冬季に死亡する増加率が栃木県ワースト1位という非常に残念な結果になっています。傷害、外因の数字は他と変わりません。増加するのは疾患です。特に脳血管疾患、心疾患が増加しています。原因は皆様ご存じだと思いますが、ヒートショックが原因です。

栃木県はギリギリ我慢できる冬の寒さ。なので、昔から「子供は風の子」「冬は寒くて当たり前」と根性論で頑張ってきたのですが、その結果、我慢できずに心臓や脳が悲鳴をあげ亡くなられてしまうという方が冬季に増えてしまうのです。

逆に日本で一番寒い北海道が上位です。我慢できない寒さなので(死んでしまう寒さ!)、お家をとことん暖めるのです。寒い場所は一切ありません。どこ行っても、朝でも夜でも暖かいお家なんです。トイレも洗面所も廊下も玄関も暖かいのです。そうしないとお家はあっという間に冷蔵庫になってしまいます。なので結果的には、ヒートショックから身を守るお家になっているのです。

しかし、栃木県では我慢できるので「節約」という言葉が頭をよぎってしまいます。廊下やトイレを暖めるという感覚を持っている栃木県民は数少ないと思います。それが突然の死を招く原因になってしまっているのですが…。

暖かいお家は簡単にできる。

昔ながらの隙間風ビュービューなお家でも暖かい家づくりは可能です。寒さ以上の暖かさを作ってあげればいいのです。

薪ストーブであれば、一台入れてあげれば家中ポカポカ。逆に気密性悪いくらいの方が撒きストーブの場合は良いと言われています。それだけの火力です。問題はそれに伴う手間やメンテナンス、薪の準備…。とても一般家庭ではなかなか難しいですよね。

それに近い暖房を入れたとしても問題は光熱費。ヒートショックを防ぐために膨大な光熱費をかけるのも…。余裕があればいいのですが。

栃木県の家づくりは難しい。

栃木県の特徴として、冬場でもポカポカ陽気で何となく暖かいという日はあったりします。良くある話ですが、蓄熱暖房とか床暖房を入れたのはいいものの、日中暖かすぎて窓を開けて換気するなんて話もよくありますね。私お上三川のモデルハウスにいたときに全館床暖房のモデルハウスにいたのですが、真冬なのに中は暑すぎて、不愉快なほど暑すぎて窓を開けて換気しないといられない、といった感じでした。

栃木県はじめじめした暑い夏があり、乾燥した冷たい冷気が山から下りてくる冬もあり、かと思えばポカポカ陽気であったり…とにかく難しいのです。雪国のようにひたすら暖めておけばいいという訳ではありません。

そんなことから、栃木県では温度の調整が出来る暖房が非常に好ましいと私は考えています。

栃木県で最も適しているお家とは?

家中暖かいお家でヒートショックからご家族を守り、かつ室温の調整で快適な住環境をもたらし、それでいて光熱費を抑える。という夢のようなお家が理想です。

この夢のようなお家は実は先進国では当たり前であり、日本ではネット・ゼロ・エネルギーハウス(ZEH)と呼ばれますが、国が2030年には上記のようなお家を当たり前のお家にしようと取り組んでいる最中でもあります。

超高気密高断熱にし、外気の影響を受けない超高性能魔法瓶のようなお家にし、電気(光熱費)をおさえ二酸化炭素の発生を抑制し、太陽光の発電による売電で光熱費を±0にしよう。というお家です。そうなれば冬でも夏でも光熱費をかけずに過ごしやすい生活が可能となるのです。

もはやここまで来ると、栃木県といわず、全国どこでも最も適している住宅になりますね。

そんなネット・ゼロ・エネルギーハウスを私はご提案させて頂いています。それが栃木県で最も適したお家であると確信しています。

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